【リバ邸忘年会を終えて】ハイパーリバ邸のこれまでとこれからと

こんにちは、三軒茶屋にあるシェアハウス「ハイパーリバ邸」の管理人、ぼりです。

先日「リバ邸」関係者やその活動に興味のある方を招いた「リバ邸大忘年会」が催され、ハイパーリバ邸からは「ぼり」「パラベル」「ほーく」の3人が参加させていただきました。

表参道駅から歩いてすぐのところにあるTRUNK HOTELで開催されたこの忘年会では、歓談の合間に4部に分けてのトークセッションが行われました。

  • 『駆け込み寺で、模索してる者たち』
  • 『駆け込み寺を出て、闘争してる者たち』
  • 『駆け込み寺を出て、躍進している者たち』
  • 『リバ邸を導く者たち』

このうちの『駆け込み寺で、模索してる者たち』にハイパーリバ邸管理人としてぼくが登壇のお声かけをいただきました。まじでビビった。

数多くの「すごい人」にまぎれて「板前ブロガーぼり氏」って書いてあったのにはかなり変な感じがしました。

リバ邸大忘年会〜駆け込んだらこうなった!俺にとっての駆け込み寺2016冬〜

他のリバ邸の方との交流は初めてのことでしたし、家入一真さん、高木新平さん、神谷アントニオさん、鶴岡裕太さんの話を実際に聴くこともでき、とてもいい機会でした。

今回、リバ邸大忘年会に参加して他のリバ邸の方々と実際にお話して感じたこと、そしてぼくがトークセッションでお伝えしたかったことを書きます。

 

安定の乾杯遅れ

まず最初に、予定の時刻になっても家入さんが会場に到着しなかったので、しばらくおあずけ状態に。
しばらくして、高木さんから「家入さんと飲んでて遅れる」って連絡がありました。

なぜそれを一参加者のぼくが把握できたのか。

スクリーンモニターに主催の広屋さんのPCがつないであり、リアルタイムにメッセージが表示されていたからです。

開始時刻に創設者が他のお店で酒を飲んでいる画面が来客全員に晒されている図は圧巻でした。

 

そーゆーやつもいたっていいじゃん

ぼくは基本的にめちゃくちゃ時間守る人間なので、こーゆーことはできない人間です。

ただ、それに対して「時間守れよ!!」って人が正しいわけでも「いいじゃんちょっとくらい」っていう人が悪いわけでもない。

「そーゆーやつもいたっていいじゃん」ってのがまさにリバ邸です。

そんなリバ邸グループ(?)の大忘年会なのでかなりゆるい感じで進行。

10分程遅れて到着した家入さんの軽い挨拶と、家入さんが乾杯の音頭を拒否したのでモデレーターの森田さんによる乾杯で忘年会はスタートしました。

 

トークセッション『駆け込み寺で、模索してる者たち』

すでに時間が「押し」の状態で始まった為、トークセッションはすぐにスタート。

4ヶ月前までふつーにお店に勤めて板前やってたような人間には、普段「登壇する」ということが全くないので、かなり緊張していました。

当日はビール4本で緊張をほぐしたので、なんとか普通に喋ることができましたが、何喋ってたかあんまり思い出せないので、ここでしっかり文章に書き起こします。

第1部『駆け込み寺で、模索してる者たち』のトークテーマは「各リバ邸の特色と活動、そしてこれからリバ邸ってどうなっていけばいいのか」でした。

ハイパーリバ邸の色

ぼくたちが住むハイパーリバ邸は、CAMP FIREのクラウドファンディングで多くのご支援をいただいて作られました。

また「ハイパーリバ邸のAmazonほしい物リスト」で生活必需品なんかを公開募集しています。

でも、ただ単にシェアハウスを立ち上げるだけなら住む人たちでお金を出し合って作るだけでよかったんです。自分たちの使うものをほしい物リストで公開する必要もないです。

それなのになぜ、「わざわざ」多くの人に支援をしていただいて作る必要があったのか。そこにはぼくたちが最初から大切にしてきたコンセプトがあります。

 

多くの人を巻き込んで「作り手」側に

ハイパーリバ邸はリバ邸の「現代の駆け込み寺」というコンセプトを前面に押し出して、クラウドファンディングにて支援を募りました。

ちょうど先日、キングコング・西野亮廣さんがオフィシャルブログにて、クラウドファンディングの支援を得て作った「えんとつまちのプペル」という絵本が21万部売れたことについて話していましたが、ハイパーリバ邸がクラウドファンディングを行なったワケも同じイメージです。

西野亮廣オフィシャルブログ『まだ「情報解禁」とかいってんの?』

(記事中より引用)
たとえば、自分で食べるものを自分で作る『バーベキュー』のような。
世界は間違いなく、そっちにシフトしていっている。
お客さんがオフ会で集まって振り付けの練習をして臨んだり、
ライブタオルを頭に巻いて会場の前でお客さん同士が円陣を組んで「いくぞ、おー!」なんて叫んでいる『音楽ライブ』なんて、まさにそうじゃないか。
その空間にはクリエイターしか存在していない。
(中略)
何が言いたいかというとね、
『お客さん』を増やすのではなくて、『作り手』を増やした方がいいということ。
なぜなら、『作り手』は、そのまま『お客さん』になるから。
そして、『お客さん』なんて、もう存在していないから。

クラウドファンディングの目的はただの資金集めではなく、一人でも多くの「作り手」を作ること

ハイパーリバ邸も「クラウドファンディングによって作られた」=「支援者の方たちも一緒になって立ち上げた」シェアハウスなので、外部からただ傍観しているだけの「いち受信者、お客さん」ではなく、一緒にハイパーリバ邸を育てていく「いち作り手」としての関係を築くことができています。

立ち上げ前の支援募集段階からクラウドファンディングが成功して実現するまで、そして実現してからこれまで。そこには多くのストーリーがあります。

クラウドファンディングが終わり、支援者の方々とはもちろん今でも関わらせて頂いていますが、今新たに「ハイパーリバ邸」が積極的に取り組んでいる「外部との関わり」はこんな感じです。

  • 神保町にある「東京プロデューサーズハウス」
  • 千葉県浜金谷にあるフリーランス養成講座を行っている「まるも」
  • 都内を中心に多くのイベントを企画、クラウドファンディングでは目標の200%を達成!多くの人をまきこんでバーを開業する「ぺーたーず」

外部の方々と協力し、ハイパーリバ邸のリビングをイベントスペースとして貸し出したり、ときにはぼくが料理人としてイベントに協力することもあります。

こうして全く空気感の違うところも深く関わっていくことで、自分たちだけでは知ってもらえなかったような方々にも認知をしていってもらっています。

また、ハイパーリバ邸には多くの人が気軽に訪れてくれています。 新サービスを打ち出した方や居場所を失った方、転職や独立に悩む若い方、不登校の息子を持つ親御さん。

多くの方々の相談に乗ったり、力になることは住民の経験値にも直結しています。

 

ハイパーリバ邸の活動

ぼく個人として、現在は店を持たない板前として活動しています。
そして実は、それがハイパーリバ邸が目標としているところと大きく関わっています。

ぼくは数ヶ月前までそのあたりにいるただの板前だった人間なので、急に独立してもいきなり大忙しってわけにはいきません。

なのでまぁ、生きていける程度には稼げていますが、とても贅沢をできるような状態ではありません。
それでも、独立したてとしては正直よくやってる方なのかなって思うんです。

ぼくは「料理」というわかりやすいジャンルだったので、いろんな人に知ってもらったり仕事をいただく機会に恵まれましたが、東京で独立しようと個人の活動にチャレンジするのは、現状なかなか難しいご時世なんじゃないかと思います。

 

生きるためのコスト

東京都内で普通に生活していこうと思えば、やっぱり10万円/月くらいはかかります。その上、引っ越しや家具・家電の買い出しなどを考えると初期費用もバカになりません。

以前家入さんもインタビューでおっしゃっていたのですが、どこかしら生活で無理をする(すごいボロいとか卵かけ御飯しか食べないとか)わけでもなく「3万円で生きていくことができるシェアハウス」があったとしたら、もっと自由に活動の幅を広げられる人が出てくるんじゃないかと思っています。

月3万円で過ごせる社会に。家入一真が熱望する未来のカタチ

(記事中より引用)
人間の暮らしを良くするには2つのアプローチがあって、1つはお金を稼ぐこと。そしてもう1つは生活費を下げることだと考えています。クラウドソーシングが普及してきましたけれども、月30万円稼げる人はごく一部。でも、それは異常値で、注目すべきは月3万円とか5万円稼げる人は大きく増えたこと。そして、その金額だけで生きていける人が生まれたら、本当の意味でワークスタイルやキャリアに多様性が生まれてくるはずなんです。

まだまだそこまではたどり着けていませんが、多くの方からの支援で作られ、家具なんかも一通り揃っていて、まさに裸一貫で住みはじめることのできるハイパーリバ邸はその目標に近づいていってます。

 

ハイパーリバ邸の「生活コスト」を下げるための仕組み

直近の一番わかりやすい目標は、今後もっとハイパーリバ邸の認知を広げて「CAMP FIREでファンクラブを作る」ことです。

ファンクラブで継続的なご支援をいただくことで「3万円で生きていくことができるシェアハウス」を実現したい。

その前段階とでもいうべき「仕組み」を紹介します。

 

設立から4ヶ月、水とコメを買ったことがない

冒頭に書いたことと重複しますが、ハイパーリバ邸自体クラウドファンディングにて多くの方に支援をしていただいて成り立ちました。その上で現在もAmazonのほしい物リストを公開しています。

ハイパーリバ邸のAmazonほしい物リスト

リストの中には水やトイレットペーパーみたいな生活必需品からビールのような嗜好品も入っているのですが、1週間に1個くらいは何かしら届きます。送り主様も実名だったり匿名だったり。

「実家で採れたから送るよー」とかって連絡をいただいたりして、お米や野菜が送られてくることもあれば、ビールが4ケースも届いたこともあります。笑

そうやってクラウドファンディングが終わってからも応援し続けてくださる方にぼくたちができるお礼は、遊びに来てくださる方を気軽に迎えることだったり、イベントを開催してご招待すること、そしてぼくたち自身がハイパーリバ邸での活動を通して自立していくストーリーを見ていていただくことなんじゃないかと思っています。

 

多くの方に知ってもらうための「発信」という武器

発足してたかだか4ヶ月程度のシェアハウスがなぜこれほど多くの方々に知っていただけて、応援していただけているのか。

それは立ち上げる前から一貫してずっと自分たちの大切にしているビジョンを発信し続けてきたからです。

自分たちの活動や想いに共感してくださる方に、知っていただいていること。

「リバ邸」の活動はもっともっと認知してもらってもいいものだと思っているので、これまでやってきた発信や外部との関わりを拡大していきます。

 

新しい取り組み、「準住民制度」

これを作ることで、これから自立して出ていった人も「準住民」という形でハイパーリバ邸と関わり続けることができます。あと、単純に東京にいつでも素泊まりできる場所があるっていうのも助かりますしね。

これにはもうひとつ狙いがあって、東京以外でも精力的に活動している人で、ハイパーリバ邸を通しても活動をしてくださるような方をこちらからお声かけして準住民として招いています。

現在は1人目の準住民として、起業家の「ぶんた」さんが加わっています。

【ご報告】ハイパーリバ邸の準住民になりました

こういった活動の目的も、人をどんどん巻き込むことにあります。

そしてもうひとつ、卒業した人が積極的にハイパーリバ邸の次世代住民の為にファンクラブでも準住民でもほしい物リストでも、なんらかの応援を続けていくことで、家入さんの言うような「月3万円で生きられるシェアハウス」を実現できるようなるんじゃないかと。

いずれは「お金になりにくい仕事だから生活していけない」といって「やりたいこと」を諦める人を少なくしていけると考えています。

こうした活動を続けていって、次世代への地盤を作ることが、ぼくたちの役割なんだと思います。

 

家入さん、高木さん、神谷さんのトークセッション

トークセッションの最後、第4部はリバ邸創始者3人による『リバ邸を導く者たち』。

リバ邸がどういった経緯でできたのか。どんな想いで作ったのか。そんな話をされていました。

「生きる」を意味する「Life」、「自由」を意味するLiverty(リバティー)をかけて、リバ邸は発足したそうです。

創始者たちへの質問タイム

どうしてもお聞きしたいことがあったので、完全に時間も押していた中で申し訳なかったのですが、質問をさせていただきました。

発信をして名前が認知されていくほど気軽に来る人が減る

ハイパーリバ邸は今、このブログに記事を書いたり、多くの人に知ってもらうためにイベントを行なったりしています。

そうして新しい人に知っていただくことで、多くの声をかけていただけるようになってきたのですが、あるとき「いつもブログなどで活躍を拝見しています。一度お伺いしてみたいとは思っているのですが、私のようなものがお伺いさせていただいてもよろしいのでしょうか?」という内容のメールが届いたことがあったんです。

多くの人たちに知ってもらい、活動の幅を広げることによって、むしろハイパーリバ邸に行きにくくなる人が出はじめた。これには正直どうすればいいのかとモヤモヤしていたので、思い切って質問タイムにぶつけました。

対する意見は、全員一致で「自分たちがどうしていきたいかをブレさせないこと」。

「仮にそれで『ハイパーリバ邸、なんか思ってたのと違ったわ』って言われたら、それはそれでもうしょうがない。もしハイパーリバ邸がリバ邸として何か違うっていう人が出てきたら、その人がこれだと思うリバ邸を作ればいい。そんなに大変なことじゃないし、それがきっかけにもなる」

「俺も実際にリバ邸を作ってから『家入の作ったリバ邸にいってきたけど何か違った』って言って去っていった人もいる。それでもこうして今、多くの人が集まってくれて忘年会とかもしている。立派に巣立っていってる人がいる。それでいいんじゃないのか」といった答えでした。

本当にその通りだなと。

少なくとも、今自分がやっていることについて考えることはやめてはいけないけど、迷う必要はない。今ぼくたちが信じること、できることを存分にやっていけばいいんだと思っています。

家入一真「宮森はやとみたいなやつが生きやすい世の中に」

ハイパーリバ邸創設者の宮森さんは11月の終わりにハイパーリバ邸を出て、実家のある石川県に帰りました。

【ご報告】宮森はやとはハイパーリバ邸を出ました。

この件については、ここでは多くを語りません。長くなるので。

会の最後の締めに、家入さんは「あいつはどうしようもないやつだけど、あいつみたいなバカが生きやすい世の中をぼくは本気で作っていきたいと思っている」と語りました。

これには家入さんの大きな愛を感じたし、ハイパーリバ邸住民として宮森さんと過ごしたぼくとしても、同じことを感じています。

 

今後のハイパーリバ邸

  • リバ邸外の方とも積極的に関わって活動と認知の幅を広げていく
  • 生活コストを引き下げて、「挑戦したい人」が自由に活動できる時間を増やす
  • イベントなどでハイパーリバ邸を開放して、やりたいことがある人に「挑戦」しやすい環境を提供する

こうした活動は全て次世代へとつながるものだと考えています。

なにかに挑戦するとき、一人ではじめるよりはずっと続きやすいし、挑戦するときの恐怖が少しだけやわらぎます。

もちろん実際に頑張のは本人で、他人がやってくれることはなくて、自分ひとりの決断の中にあるものだけど。

そんな「挑戦しやすい環境」をハイパーリバ邸で実現していけたらと思っています。

この記事に書いた通り、ハイパーリバ邸ではこれからも多くの方と関わって、一緒になって活動をしていくこと、応援していただけるような活動を行なっていきます。

これからもどうぞよろしくお願いします。

以上、ぼりでした!

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